昨日(8/26)は新宿ピットインに多数ご来場いただきありがとうございました。
浅川さん、鉄井さんとは初めての共演でしたが、二人のプレイは創造力にあふれ刺激的で、とても楽しく演奏できました。
今回の企画も近いうちにまたやってみたいと思います。
MCでは曲のタイトルだけで作曲者を紹介しなかったので、ここに書いておきます。
8/26演奏曲目
1st set
1. Now (Dave Mackay & Vicky Hamilton) 5/4
変拍子で有名な、ドン・エリス・オーケストラのメンバーだったピアニスト、デイブ・マッカイ(トリスターノの弟子でもあった)が音楽、私生活、両方のパートナーであった歌手ヴィッキー・ハミルトン(若くして亡くなった)と共作した曲。
原曲ではなんと二人で変拍子で歌っています。
2. Count the numbers (Paul Horn) 4/4 , 5/4
チコ・ハミルトンのバンドにも在籍していたマルチリード奏者ポール・ホーンの曲。
60年代のポール・ホーンのバンドにはエミル・リチャーズというヴァイブ奏者が参加しており、そのリチャーズのバンドのピアニストは上記のデイブ・マッカイでした。
リチャーズとマッカイは最近でも一緒に演奏しているらしいです。
3. Miles behind (Clare Fischer) 7/4
クレア・フィッシャーが自己のビッグバンドで吹き込んだ曲。
オリジナル・バージョンではウォーン・マーシュとコンデ・カンドリがフィーチャーされていました。
4. Turkish mambo (Lennie Tristano) 7/4 , 5/4 , 6/4
アルバム「鬼才トリスターノ」に収録の曲。
平井バンドのCDでも演奏しています。
5. Here (Dave Mackay) 5/4
これもデイブ・マッカイの曲です。
6. Subconscious-Lee (Lee Konitz) 7/4
リー・コニッツの曲を7拍子にアレンジしました。
先述した9/21発売の平井バンドの2nd CDでは前半を4/4、後半を7/4で演奏しています。
2nd set
1. Darn that dream (Jimmy Van Heusen) 4/4
一曲浅川さんとデュオがやりたかったので取り上げました。
出だしから同時アドリブでスタートするのは浅川さんのアイディアです。
浅川さんとのデュオは面白かったのでまたぜひやってみたいと思います。
2. Eleven four (Paul Desmond) 11/4
変拍子のパイオニアといえばデスモンドでしょう、ということで選んだ曲です。
「Take Five」とほぼ同時期に書かれた曲ですが、あまり知られていません。
5/4 と 6/4 を足して11拍子になるという、凝ったリズムです。
ブルーベックのカーネギー・ホール・コンサートでこの曲を聴いたときは驚きました。
3. Coalhada (Hermeto Pascoal) 4/4 , 3/4 , 5/4
僕がリスペクトするブラジルの天才、奇才エルメート・パスコアルの曲。
この曲が入っているパスコアルの1stアルバムのCDは廃盤なのですが、アマゾンではなんと12万円以上(!)の値段がついています。
ちなみに僕は今年ディスクユニオン中野店で3,800円で買いました(笑)。
通販は確かに便利ですが、自分の足で探すと意外なものが安く手に入ったりするので、やはり中古屋めぐりはやめられません。
4. De bandeja E Tudo (Hermeto Pascoal) 7/4
こちらもパスコアルの曲です。プログレッシブ・ロックを思わせる響きが非常にかっこいい曲だと思います。
しかしパスコアルの曲をコピーするのは大変でした(でもまたやりますが)。
5. Carole's waltz (Denny Zeitlin) 3/4 , 5/4
デニー・ザイトリンの曲はギタリストにはなかなか思いつかない、新鮮なハーモニーが使われており、分析したり、実際に演奏したりすることで、自分の中に新しい回路が組み込まれていくような面白さがあります。
6. Celebration (Denny Zeitlin) 7/4 , 3/4 , 4/4
この曲がどうしてもやってみたくて今回の企画を立ち上げたといっても良いかもしれません。ザイトリンの曲の中では一番気に入っています。
とにかく猛烈に難しい曲なのですがまた演奏してみたいと思っています。